皆さん、こんにちは!
幼少期からバロック作品が大好きな声楽講師です。
一日中バロック作品を聴いたり演奏して過ごしてる私が選ぶ、おすすめの楽曲を3曲ご紹介させて頂きます!
バロック作品の良さは、シンプルな和声だからこそ際立つ旋律美!明瞭で爽快なハーモニー!
是非沢山の方とバロック音楽の魅力を共有して行きたいです!
大きく分けて、初期バロックと後期バロックで作品スタイルが全く異なるので2部門に分けました!笑
初期バロックと後期バロックの違いは、別の投稿で解説しております!
そちらも是非、ご覧下さいませ。
【第3位】 モンテヴェルディ作曲
『苦しみはかくも甘く』
通奏低音(別途投稿にて解説あり)と声楽1人だけのミニマムな構成。
通奏低音も、チェンバロではなくリュートやバロックハープといった撥弦楽器1つで演奏される事が多く、素朴な味わいとなります。それゆえに、恋する苦しみから粛々と燃える静かな炎を巧妙に表現した、儚くも美しい作品となっております。
【第2位】 フレスコバルディ作曲
『そよ風吹けば』
そよ風=春風を意味し、恋の到来を歌っています。テンポの速い3拍子は、若い男女が踊りクルクルと回る様子を描写したもの。何度も歌詞に出てくるイタリア語の“Folie”は「狂う」や「錯乱」といった意味があり、お酒と恋に酔い村人たちが宴を楽しんでいる世俗的な曲だという事がわかります!当時のヨーロッパの人々の日常が垣間見える、時代を旅する様な作品です。
【第1位】 モンテヴェルディ作曲
『ポッペアの戴冠』
モンテヴェルディのオペラでは、音楽史上初めて楽器の指定がされたと言われています。それまでは、楽譜上に楽器の指定は無かった為、自由な楽器で自由な音域で演奏されていました。その点でモンテヴェルディは、楽器による性格的な効果をとても重要視していたと言われています。ポッペアの戴冠は、傲慢な人間の愚かさと醜さを美しい音楽で仕上げた巧妙な皮肉が特徴の音楽です。是非、その美しさに酔いしれて下さい!
もっと音楽談義をしたい!実際に演奏してみたい!
そう思って頂けたら幸いです。体験レッスンはいつでも受け付けております!
お待ちしていますね!
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